あまりに酷い夢をみたので書き留める

寝る前に、意識の訓練をしていた。

心にとりとめもなく浮かんだ想念や言葉を、自分で思い浮かべたのではないと信じて一歩引いて観察する練習。

それをしながら眠った。すると酷い夢を見た。感じまいとして心の奥に押し込めていた苦しみが表面に出てきたのだと思う。

だいたいこんな夢だ。

十人ほどのプロのアクター達と私はアドリブで劇を演じている。私はアドリブは苦手だが演じることは好きだし、なぜか知らないがやるべき状況なのだから頭をフル回転させて台詞を捻り出し、精一杯役になりきって演技をした。突然、今ここでは一緒に演じる仲間のはずのアクター達が私を笑った。「ありえない。幼稚園のお遊戯会ではないのだから。話にならない」

私はすでに頭を使いすぎて過集中の興奮状態で知恵熱が出そうだったが、さらに頭に全身の血が昇りおかしくなった。アクター達がついているテーブルの上に立ち、暴れ、彼らに罵詈雑言を吐こうとした。しかし声が出なかった。嗄声の症状と似ているが、もっと酷くて全く声が出なかった。自分では叫んでいるつもりなのに声が出ていない。口だけが罵声の形にぱくぱく動いていた。

そんな夢。

明らかに最近バイリンガルの人と多く関わったせいだ。疲れたとは思っていたがここまでとは思わなかった。