エイブルに対する個人的恨みつらみ

二十歳前後の頃、親がうつ病になり関係が悪くなっていた。毎日じりじりと蝕まれており、一刻も早く家を出る必要があった。私も精神を病み、引きこもった後でなんとか少しずつ働けるようになり、スポット派遣や短期のアルバイトから始めフルタイムのアルバイトを3ヶ月ほどした頃、エイブルに賃貸物件を紹介してもらいに行った。店の人は困った顔をして、もう少し貯金してから来てはどうですかと言っただけだった。

私はひどく残念だったが、正社員にならないと独り暮らしはできないのだと思い、その職を探した。半年ほど落ち続けて、あまり内容を選ぶのをやめ、面接で嘘をつき精神病を隠すようになった頃なんとか受かった。(当時声が出にくい症状が出ており、話すだけで何かおかしいとわかる状態だった。風邪だと偽った。)しかし試用期間の一ヶ月でぼろぼろになり、辞めてしまった。

後に不動産屋で働いていた友達から、アルバイトでも問題なく部屋は借りられると聞いた。今後引っ越すときエイブルにだけは行くものかと思った。