気軽に話せる友達がいなくても夫がいた。でもあの人はあの人ではなくなった。だから誰もいなくなった。ひとりだ。

母親みたいにいつかは慣れる?良いところも悪いところもあると思える?それは離れたからだ。悪いところにまともに遭わなくてよくなったから。でも夫とは一緒に住んでいる。

最初から、私にとって完璧な人などだったわけではなく、食べ物を床に置く、出したら仕舞えない、店員にため口、等々、気になると言えば気になるけど、全く致命的じゃなかった。どうでもよかった。

でも私にとって致命的な変化が起きてしまった。スプラトゥーンに夢中になってしまった。罵声は波がありつつもましにはなってきていると思われる。私も防御の薄い壁を重ねている。だが「今日も負けた」それを聞くだけで震える。いつもどこか警戒している。かつてのあの人はもうどこにもいない。私はひとりぼっちだ。