現実に働かなくても生きていける状況にいるのはとても幸運だ。その通りだ。それなのに15年以上も前に存在をはっきり見せ始めた下らない道徳が呪いのように付きまとう。時々何かをきっかけにふと苛まれる。

退屈は増えていく。私に幸運な状況を与えてくれ、また私を必要としてくれているその人がいなくなったとき私には生きる為に必要なものも生きる必要もなくなる。