〇識意味率

Twitterを見ていると、人々は識字率はあっても“識意味率”はかなり低いのではないかと思わされる。この度の感染症の拡大で「インドア派の自分たちは外出自粛してもいつもどおりの快適ライフなだけだよな。ゲームに家飯楽しい!」というツイートに対し「そうやって工夫して自粛に耐えていくことが大事ですよね。お互いがんばりましょう」というようなアウトドア派からのリプが多くついているのが見るに堪えない。話を聞いていないのに話に入ってこようとする人がどうも気持ち悪い。識意味率の低さを感じる。話を聞いていないのに聞いたつもりになるということが厄介なのだろうか。更にリアルの即時的会話でそれをやる人はもう生理的に受け付けない。

 

〇飲酒運転

飲酒運転で人を轢いてしまうやつに対して普段からメッセージを発して止めようとはそんなに思ったことはなかったし、自分の言葉が届くとも思わない。なのに今回の感染症の拡大ではマスクをしなかったり無駄に出歩いたりする人に説得の余地があると思ってしまったのはなぜなのだろう。言葉が届くと思ってしまったのは。

 

〇危険だから叱る

危険なことをしてはいけないと大人が子供を叱る。しかし子供は危険そのものを憎むのではなく遊びを制止した親をやっかむ。こんな構図はよくあるだろう。感染症を憎むより、外出を自粛させようとする政府をやっかむ人が多いならこれと同じ構図ではないか。