悲しいな。死のうね。
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もう終わってるんだよ。諦めろ。馬鹿みたいに期待して待って。馬鹿みたい。馬鹿みたいだ。馬鹿だ。死ねば良いのに。楽しかった時間がまた戻ってくると思っているのか。頭がおかしいな。憐れだ。とことん憐れだ。夢だったのに。分不相応な。そんなものがまたあると思った、そんな馬鹿なことを考えた私への当然の罰だ。苦しんで死ね。お前の人生には一切の希望はない。どうして一瞬の奇跡がまたあるなんて思った?罰だ。苦しんで死ね。苦しんで。死ね。
お願い死なせて。お願いします。
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死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
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嫌われてても好かれても憎まれても生理が来ても来なくても生きても死んでもどっちでもいい。
どっちでもいい。どっちでもいい。
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早く早く早く。待ち遠しくてもどかしい。
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自分の腹を刺して子宮をかっ捌きたい。
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夕食の時間の直前に夫がゲームを始めた。どうしてだろう。なにも言わずに突然始めた。今日は元気すぎるように見えるくらい一日中楽器を弾いて、楽しんで、ストレス発散したように見えていた。私など付き合っていたら疲れるくらいだった。
わからない。突然だ。どこからストレスがかかった?彼は、ゲームをし悪態をつき舌打ちをし溜め息をしに自室に行った。悪態と舌打ちと溜め息が聞こえる。
わからないことは怖い。今理由を聞くのも怖い。ゲーム中の夫に話しかけるのは怖すぎる。は?と言われそうだから。うるさい黙れお前が悪いと言われそうだから。そういう喋り方をゲーム中の夫は一人でしているから。
私は明日内視鏡の検査があるので九時までに夕食を終えないといけない。早く食べたい。先に食べてもいいのだろうか?でも黙って先に食べると印象が悪いのではないか?
戸が引かれる音がした。驚いて飛び上がった。恐怖。不安。
夫が部屋から出てきた。まるで何もなかったかのように鼻歌を歌っている。
私がおかしいのか。怖がる私がおかしいのか。頭がくらくらする。怖い。怖い。怖い。
怖いと伝えるのはもっと怖い。以前伝えてひどいことになった。息が止まるかと思った。頭がくらくらする。消えたい。この部屋から逃げたい。怖い。でもそれは私が異常だから。だれも助けてくれない。
本当に怖い、とは誰にも言えない。ふーんという答えが帰ってくるような言い方しかできない。やはり私だけなのだ。異常なのだ。でも、怖いのだ。死ぬほど怖いのだ。